チャンネルICC
いよいよ明日,7月18日から,ICCキッズ・プログラム 2015が開催されます. 設営も佳境に入り,出品作家のみなさんも最後の調整を行なっています.
毎年恒例のキッズ・プログラム,今年は「しくみのひみつ アイデアのかたち」と題し,アーティストの作る作品がどのように発想され,どのようにかたちづくられているのかを,作品に込められたアイデアやしくみに着目しながら考える展覧会です.わたしたちの身近にある現代テクノロジーによって実現された作品を実際に体験することを通して,アーティストの発想やアイデア,作品のしくみを発見し,あらたな創造のきっかけとなることを期待しています.
それでは,設営中に撮影した作品の一部を少しだけご紹介します.
浦川通「バイナリカードゲーム」
「バイナリ」のしくみを表現した,白と黒の2種類のカードで遊ぶカードゲーム.これまでに作られたルールで遊んだり,自分たちでルールを考えるワークショップも開催.
重田佑介《イデアの広場》
白い本を持って,頭上から投影されるアニメーションを移動しながら鑑賞します.
谷口暁彦《たにぐち部長の美術部3D -メディア・アート編- 》
たにぐち部長(左)やひろし(右)と一緒に,メディア・アートのしくみや歴史を楽しみながら体験できます.
中山晃子《卵》(左),《赤い緑、黄色い青》(右)
あざやかな絵の具が流れて動きだす映像と,実際の絵と映像の絵を組み合わせることで色や描かれているものが変化していく絵を展示します.
藤木淳「1.5人称の世界」
自分が自分ではなかったり,自分ではないものが自分であったりする感覚,1.5人称を体験してみましょう.
展覧会のテーマを受けて作られたポスターやチラシ,会場グラフィックにも,デザイナーの小原亘さんによる「しくみのひみつ」が込められています. また,そのコンセプトが引き継がれ制作されたキッズ・プログラム2015のウェブサイトでは,印刷媒体とは異なる色の組み合わせやアニメーションによって,ディスプレイ上の「しくみのひみつ」がご覧になれます.ご来場の前にぜひお楽しみください.
/Exhibition/2015/KidsProgram2015/index_j.html
会期中,出品作家による関連イヴェントも開催されます.詳細はこちらからご覧ください.
みなさまのご来館をお待ちしております!
ICC キッズ・プログラム 2015「しくみのひみつ アイデアのかたち」
会期:2015年7月18日(土)─8月30日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開館時間:午前11時─午後6時
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日),8月2日(日)
入場無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
後援:渋谷区教育委員会,新宿区教育委員会
[N.K.]