チャンネルICC
6月21日(土)からスタートする「オープン・スペース 2014」の展示準備が始まっています.海外からの作品の搬入と展示会場の施工が進められ,館内も慌ただしくも賑やかになってきました.
本格的な会場の施工に先がけ,まずはジェフリー・ショー《レジブル・シティ》の作品設置が先月に行なわれました.ICCでは「アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険」展以来,9年ぶりの展示となりますが,今回は,ZKM(カールスルーエ,ドイツ)における「デジタル・アートの保存プロジェクト」によって再制作されたものが展示されます.ZKMから派遣されたエンジニアのマルティン・ヘーベルレさんがICCスタッフ協力のもと作業を行ないました.
そして6月.関東甲信越地方は例年よりも早く梅雨入り.オープンまで二週間を切った館内では展示会場の施工が始まりました.それに併せ,作家も続々と会場入りしています.
iPadやiPhoneを素材にした彫刻作品《思い過ごすものたち》を展示される谷口暁彦さんが,まずは図面と実際の展示空間を照らし合わせながら,作品の配置場所を検討されていました.
そして、阿部修也《パイク=アベ・ヴィデオ・シンセサイザー 1972年版レプリカ》が,展示協力者である瀧健太郎さんによって設置されていきます.生成された映像が出力された時には一同から歓声が起こりました.
大学などの研究機関における研究成果や事例を紹介する「研究開発コーナー」でも,展示を行なう慶應義塾大学 筧康明研究室のメンバーが準備を進めています.
オープンが近づくにつれ,作家やエンジニアが多数来館されますので,それについてはまた後日レポートします.
「オープン・スペース 2014」は6月21日オープンとなります.
21日と22日には,アーティスト・トークやパフォーマンスも予定されておりますので,みなさまのご来場、お待ちしております!
オープン・スペース 2014
会期:2014年6月21日(土)─2015年3月8日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
開館時間:午前11時─午後6時
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日),年末年始(12/29─1/5),保守点検日(8/3,2/8)
入場無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
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[I.Y]