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《Voyage》 [2004] “Voyage”

ダムタイプ

《Voyage》

作品解説

80年代から90年代にかけて日本経済がバブル絶頂期へと突き進み,ヴァーチュアルな消費ゲームと情報過剰の社会に対しシニカルな視点で作品を制作し発表してきた私たちは,21世紀の現在,情報というものがいかに限定され操作され偏ったものであるかを改めて知ることとなる.現代のテクノロジーにおいて私たちはもう道に迷うことはない.GPSやナヴィゲーション・システム,携帯電話でも現在位置がわかる.しかし,これらのテクノロジーのどれが,私たちの心の居場所を教えてくれるだろうか.

舞台上では二人の人物が互いに身体をすり合わせるほど近くにいるのに相手が見えていないかのように互いを探し続けている.
舞台全面に鏡の床が設置され,漆黒の暗闇と無重力を生み出し,時間と空間の様々な概念の「旅」が描かれた.

text: dumb type


パフォーマンス初演:2002年 トゥールーズ国立劇場(フランス) 出演:大内聖子,川口隆夫,砂山典子,田中真由美,平井優子,藤原マンナ,前田英一,薮内美佐子 撮影:2004年 山口情報芸術センター [YCAM](山口) 編集:高谷史郎 69分 カラー 2004年 © dumb type

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