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《Variable Flavor Remix》 [2021] “Variable Flavor Remix”

小原開,長谷川遼,リョウ・サイモン,髙梨大

《Variable Flavor Remix》

作品解説

オーディエンスからリクエストされた複数楽曲をもとに,リアルタイムにリミックス/マッシュアップを行なうシステム.

クラブにおけるDJ(パフォーマー)と観客(オーディエンス)とのコミュニケーションは音楽シーンや時代の流れとともに非双方向的になっており,若者を中心としたクラブ離れの一因となっている.新型コロナウイルスはこの流れを加速させ,両者の関係をさらに希薄なものにさせた.コロナ禍においても,オンラインでのDJパフォーマンスを行なうなど,これまでとは異なる形式で観客との交流を図った試みはあったが,期待したほどの効果は達成されず,現在に至る.

このパフォーマーとオーディエンスの非双方向性を取り除くべく,音楽を通したコミュニケーションの促進を目的としたシステム制作に取り組んだ.深層学習を用いた音源分離モデルと,楽曲内で周期性のあるループを抽出する技術を組み合わせることで,異なる楽曲同士のリミックス/マッシュアップを容易にする.本システムをライヴ・パフォーマンスの場で使うことで,オーディエンスによる曲のリクエストに基づいて,パフォーマーは即興性のあるリミックス/マッシュアップを生み出すことができる.両者の新たな関係構築が行なわれることで,コミュニケーションを創出し,課題となっていた非双方向性を取り除きクラブ文化の再盛を目指す.

今回は,展示用にリクエスト機能を省略した簡易ヴァージョンを展示する.

(慶應義塾大学 徳井直生研究室 Computational Creativity Lab)

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