AIといっしょに想像しながら作るってどんな体験?
《Unreal Pareidolia* -sandbox of shadows-》は,影の砂場を通して鑑賞者の想像を呼び起こす認知駆動型AIインタラクティヴ・インスタレーションです.砂場は,明確なゴールも,遊ぶ人と人を隔てる境界もなく,掘っては崩し,また積み上げる,終わりのない遊びの場です.本作品では,砂のかわりに影が積もる〈影の砂場〉が舞台となります.日用品や玩具の影に,AIを用いて見立てられた像が,さまざまな位置やタイミングで次々と重なっては消えます.その見立てを経て,曖昧な像に「別の何か」を見る想像は,鑑賞者のうちにたえず立ち上がります.なにかを完成させることよりも,影をつくり続けるなかで,立ち現われる像が次の想像を呼び,その往還を体験します.
*Pareidolia:あるものを見たときに,ふだんからよく知っているパターンを本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かべる心理現象.
共同企画・ディレクション:スコット・アレン,赤羽亨,鹿島田知也