アルス・エレクトロニカ・フューチャーラボ(AEF)はこれまで,多数の光源付きドローンで空に絵を描く「SPAXELS®」というプロジェクトを進めてきました.NTTの研究所とAEFの共同研究では,これを発展させ,ディスプレイを搭載し地上を走るロボット(グラウンドディスプレイボット)やドローンによるSwarm(群れ)をメディアとして,スポーツの新しい観戦体験を創造するプロジェクト「Swarm Arena」に取り組んでいます.
遠隔地で行なわれている競技をSwarmの物理的な動きで再現するリモート観戦体験「Virtual Arena」,競技会場の状況をSwarmで拡張するオンサイト観戦体験「Augmented Arena」,セレモニーにおける空間演出など,スポーツ観戦のさまざまなシナリオ実現に向け,研究開発を行なっています.
グラウンドディスプレイボットは,六角形のディスプレイを搭載したロボットで,Swarmの構成要素のひとつです.多数のボットの動きや表示映像をデザインでき,Swarmとして自由自在に表現を行なえる,新たなメディアを実現することを目指しています.
制作:NTTサービスエボリューション研究所+アルス・エレクトロニカ・フューチャーラボ