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《S/N》 [1995/2005] “S/N”

ダムタイプ

《S/N》

作品解説

タイトルは「シグナル/ノイズ」を意味し,音響機器等で信号に対するノイズの比率を表す「S/N比」に由来する.今日の社会が直面する切実な問題であるジェンダー,エイズ,セクシュアリティなどを軸とし,人種,国籍,あらゆるマイノリティや性差別など,現代社会が抱える諸問題を正面から捉え,パフォーマンスのみならず,周囲のさまざまなコミュニティとの交流・連携といった具体的なアクティヴィズムまでも巻き込み展開された.この作品で,構想・演出,そしてパフォーマーとしても出演し,舞台上で自らゲイでありHIV感染者であることを公表していた古橋悌二は,1995年10月29日エイズによる敗血症のため逝去.古橋の死後も,古橋不在の《S/N》は5カ国・6都市で上演され多くの人々に影響を与え続けた.

text: dumb type


パフォーマンス初演:1994年 アデレード・フェスティヴァル(オーストラリア) 出演:石橋健次郎,鍵田いずみ,小山田徹,ピーター・ゴライトリー,砂山典子,高嶺格,田中真由美,古橋悌二,薮内美佐子 撮影:日本衛星放送WOWOW [1995年 スパイラルホール(東京)] 編集:高谷史郎 86分 カラー 1995–2005年 © dumb type

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