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《プロポーション》 [2011] “proportion”

真鍋大度+石橋素

《プロポーション》

作品解説

コンピュータ制御された工業用ロボット・アームにレーザー・プロジェクターとカメラが取り付けられ,コンピュータ・グラフィックスをリアルタイムにミニチュア・モデルに投影しながら,全編をワンカットで撮影して作られる映像です.

プロジェクターからの映像を建築などの立体造形物に投影することで,その表面のテクスチャーを変化させるプロジェクション・マッピングと呼ばれる演出方法を用いて,通常とは異なる臨場感や存在感の映像空間を作り出すことができます.通常,建物などの支持体と映像は固定された関係にあり,あらかじめ物体の形や位置を決定し,それに合わせて制作された映像を重ねていきます.しかしこの作品では,カメラのみならず,映像が投影されるミニチュアも固定されずに動き,それに伴って生成されるCGが変化します.ミニチュアは,ひとつの動力ですべてが連動して動作するように設計されています.カメラは,撮影しながら,合成のための信号を自動に作成することで,投影対象を固定せずに映像を投影することができます.


楽曲:やくしまるえつこメトロオーケストラ《少年よ我に帰れ》
協力:カラーキネティクス・ジャパン株式会社

アーティスト

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