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《Eye-Tracking Informatics》 [2011/19] “Eye-Tracking Informatics”

三上晴子

《Eye-Tracking Informatics》

作品解説

体験者の視線を視線入力装置によって感知し,それによって描かれる形態を仮想の3次元空間内に生成していくインスタレーションです.

この作品は,1980年代から活動した日本のメディア・アートを代表するアーティストである三上晴子が,1996年にキヤノン・アートラボで制作発表した《モレキュラー インフォマティクス—視線のモルフォロジー》を原型としています.「視ることそのものを視る」,「リアル・ヴァーチュアリティ」というコンセプトから,空間と身体の対応関係を再考しようとしたこの作品は,ヴァージョン・アップをしながら2004年まで世界各地で発表されました.

さらに2011年には,山口情報芸術センター [YCAM]で《Eye-Tracking Informatics——視線のモルフォロジー》として再制作され,仮想空間に生成される視線の軌跡の描画速度が格段に向上し,音響システムは三次元音響に構成し直されています.
本展では,2015年の三上の死去後,山口情報芸術センター [YCAM]がアップデートと修復を行なった最新版を展示します.また,YCAMでの再制作ヴァージョンでは,二人で体験する作品として発表されていますが,今回のICCでは一人で体験する仕様となっています.

*YCAM委嘱作品


オリジナル版(2011年)

コンセプト/ディレクション:三上晴子
テクニカル・ディレクション:伊藤隆之(YCAM)
デヴァイス・デザイン:大脇理智(YCAM)
サウンド・プログラミング:evala
ヴィジュアル・プログラミング:平川紀道
プログラミング・サポート:濵哲史(YCAM)
照明デザイン:高原文江(YCAM)
プロジェクト・キュレーション:阿部一直(YCAM)
共同開発:YCAM InterLab

Eye-Tracking Informaticsの再制作(2017–19年)

テクニカル・ディレクション:平川紀道
デヴァイス・デザイン:大脇理智(YCAM)
制作サポート:三原聡一郎,平林慎
プロジェクト・マネージメント:金子美和(YCAM)
プロジェクト・ディレクション:渡邉朋也(YCAM)
スーパーヴァイズ:伊藤隆之(YCAM)
共同開発:YCAM InterLab
協力:多摩美術大学学内共同研究「メディアアートのための生成するアーカイブ」(久保田晃弘[多摩美術大学],馬定延[明治大学])/多摩美術大学アートアーカイヴセンター
助成:平成29年度文化庁メディア芸術アーカイブ推進支援事業

アーティスト

展示情報

関連情報

この作品は,お一人様ずつ約15分でのご体験のため,一日にご案内できる人数には制限があります.ご体験は,Peatixによる事前予約制でご案内します.ご体験希望日の7日前0:00より,前日24:00まで予約可能です.ご希望の日および時間帯を選択し,ご来場当日は受付にてご予約済みの旨をお申し付けください.
* ただし,2019年5月18日(土)から23日(木)までのご体験は,2019年5月16日(木)より予約を開始します.

この作品は,視線入力技術を利用しています.メガネやコンタクトレンズを装用した状態で体験できますが,メガネの形状やコンタクトレンズの種類などによって,適切に視線を検出できないことがあります.

なお,以下に該当する方はご体験いただけません.
・酒気帯びの方
・体調のすぐれない方
・11歳未満の方 

事前予約のなかった時間帯,またキャンセルとなった時間帯につきましては,当日ご来場の方に体験していただける場合があります.詳しくは会場のスタッフにお問い合わせください.
予約ページ https://ntticc.peatix.com/

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