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《欲望のコード》 [2010/11] “Desire of Codes”

三上晴子

作品解説

多視点+多眼のシステムが生み出す欲望

このインタラクティブ・インスタレーションは3つの構成で展開される.巨大な壁面を覆い尽くす昆虫の触毛を思わせる大量のストラクチャー[ “蠢く壁面” ]と,会場中央の天井から吊られた6基のサーチアーム[ “多視点を持った触覚的サーチアーム” ]は,昆虫がうごめくように,観客を追尾し,監視している.また,会場の奥には,昆虫の複眼のような巨大な円形スクリーン[ “巡視する複眼スクリーン” ]が設置されており,ここにはストラクチャーに取り付けられたビデオカメラの映像や,世界各地の公共空間にある監視カメラの映像などによって構築されるデータベース「欲望のコード」から映像が,複雑に交錯しながら投影されている.さらに,会場のいくつかのポイントには超指向性マイクが設置されており,インスタレーション空間内で発生する話し声や物音,作品の機械音を収集.3つの構成の状態をもとに,現時点までに蓄積された過去の音声を呼び戻し,それを素材として,常に新たな音響空間を生成している.このようにして時間や空間を断片的に組み変えながら,新たな現実を描き出すスクリーンの映像やインスタレーション全体の音響空間は,観客自身を監視と表現の対象として,そこにある 私たちの今日的な身体性と欲望の所在を問いかけている.

ブックレット『三上晴子 欲望のコード』(2011)より
制作
阿部一直(YCAMキュレーター)
YCAM InterLab.(伊藤隆之,三原聡一郎,大脇理智,濱哲史)
クワクボリョウタ,平川紀道,市川創太,金築浩史,竹ヶ原設計
合同会社パーフェクトロン,株式会社ナカダイ

山口情報芸術センター [YCAM] 《Desire of Codes | 欲望のコード》

アーティスト

展示情報

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