本作品は,人間とAIシステムによるリズム・セッションのライヴ・パフォーマンスである.AIは人間の演奏するリズムを解釈し,独自のリズムパターンをリアルタイムで生成する.自律的なAIシステムと人間によるパフォーマンスが互いに影響し合うことによって,演奏行為における主体は曖昧になりひとつに溶けていく.AIと人による協奏でしか生まれ得ない,新たなリズム感覚と心地よさを生み出すことを試みた.
(慶應義塾大学 徳井直生研究室 Computational Creativity Lab)
映像撮影/編集:中村光一