逢坂卓郎 OSAKA Takuro
逢坂卓郎
プロフィール
1948年,東京生まれ.1975年,東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了.金属を用いた造形作品を発表していたが,やがて光を用いた作品に関心を持ち,放電現象を利用した作品によって注目を集める.近年では,宇宙線をセンサーで検知し,LEDの明滅に変換するインスタレーションをはじめ,宇宙をテーマにした作品を多く制作している.2008年から国際宇宙ステーションでの芸術実験を実施.現在,筑波大学芸術系特命教授.博士(芸術学).主な個展に,「GROUND」(コバヤシ画廊,東京,1995),「PULSE」(芸脈画廊,ソウル,1995),「生成と消滅」(コバヤシ画廊,東京,1998),「初めに光ありきー逢坂卓郎」(マール市立彫刻美術館,ドイツ,2004)などがある.主なグループ展に,「ELECTRA」展(パリ市立近代美術館,1983),第4回北九州ビエンナーレ「感覚の庭」(北九州市立美術館,1997),「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2000」(2000),「ジ・エッセンシャル」(千葉市美術館,2002)などがある.主な受賞に,ロレアル大賞(1998),ディスプレイ産業大賞通商産業大臣賞(1998)がある.また,成田国際空港など,パブリック・アートも多く手掛けている.
[2015]