小杉武久 KOSUGI Takehisa
小杉武久
プロフィール
1938年東京生まれ.塩見允枝子,刀根康尚,水野修孝らと1960年,日本で最初の即興演奏集団〈グループ・音楽〉を結成.以来,個人とグループ双方での活動を平行して行なう.1965-67年のニューヨーク滞在を機に〈フルクサス〉メンバーらとの交流を深め,海外へも活動の場を広げる.1969-76年,さまざまな場所で集団即興演奏を行なう〈タージ・マハル旅行団〉を結成.1970年の日本万国博覧会「お祭り広場」では環境音楽を作曲するなど,エレクトロニクスを用いた独自の表現で演奏家,作曲家の両方の立場で国内外の注目を集める.1977年の渡米後は,〈マース・カニングハム舞踊団〉の作曲家/演奏家として,ジョン・ケージ,デイヴィッド・テュードアらと活動.1995年から同舞踊団の音楽監督を務める一方,個人としても,世界各地でコンサート活動と共に,サウンド・インスタレーションを発表している.近年の個展に「WAVES」(神奈川県立近代美術館,鎌倉,2002),「WIND」(愛知県美術館,名古屋,2003)がある.
[2005]