デイヴィッド・トゥープ David TOOP
デイヴィッド・トゥープ
プロフィール
作曲家/ミュージシャン,作家,キュレーター.1970年よりサウンド・アート,聴取体験(listening practice)や即興音楽,サウンド・インスタレーション,ヴィデオ作品,フィールド・レコーディング,ポップ・ミュージック,テレビ音楽,舞台作品などの幅広い分野で活動している. 著作に『Rap Attack: African Jive to New York Hip Hop』(1984),『Ocean of Sound: Aether Talk, Ambient Sound and Imaginary Worlds』(1995),『Exotica: Fabricated Soundscapes in a Real World』(1999),『Haunted Weather: Music, Silence, and Memory』(2004),『Sinister Resonance: The Mediumship of the Listener』(2010)があり,これまで11の言語に翻訳されている.うち『Ocean of Sound』は邦訳『音の海――エーテルトーク、アンビエント・サウンド、イマジナリー・ワールド』が2008年に水声社より刊行されている. 主なソロ・アルバムに『New and Rediscovered Musical Instruments』(マックス・イーストレイとの共作,1975),『Screen Ceremonies』(1996),『Black Chamber』(2003),『Sound Body』(2007)など.
批評家,理論家としては,『The Wire』『The Face』『Leonardo Music Journal』『Pitchfork』『Bookforum』などの雑誌へ数多く寄稿している.キュレーションした展覧会に,「Sonic Boom」(ヘイワード・ギャラリー,ロンドン,2000),「Playing John Cage」(Arnolfini,ブリストル,2005),「BLOW UP」(Flat Time House,ロンドン,2010).また「Radical Fashion」(ヴィクトリア&アルバート美術館,ロンドン,2001)のサウンド・キュレーター,クラフツ・カウンシルが組織した巡回展「Sound Matters」(2013―)のキュラトリアル・アドヴァイザーを務めた. その他,2012年にオペラ《Star-shaped Biscuit》を上演.また2013年11月にはアラスデール・ロバーツ,シルヴィア・ハレット,ルーク・ファウラーとの共同作品《Who will go mad with me》を発表した. 現在は,新著『Into the Maelstrom: Improvisation, Music and the Dream of Freedom』を執筆中のほか,アーティストの中島吏英と「Sculpture」というイヴェントを企画,開催している.ロンドン芸術大学教授.
[2014]