チャンネルICC
ICC キッズ・プログラム 2012
パーフェクトロン(クワクボリョウタ+山口レイコ)
ひかり・くうかん じっけんしつ
スタッフ日記(8)「渋谷区立幡代小学校 放課後クラブ」
「ICCキッズ・プログラム 2012 パーフェクトロン(クワクボリョウタ+山口レイコ) ひかり・くうかん じっけんしつ」では,「スタッフ日記」として展覧会準備の様子や,会期中に行なうイヴェントについてお伝えしていきます.
8月16日,17日の二日間にわたって渋谷区立幡代小学校 放課後クラブのみなさんがおおぜいで来てくれました.
幡代小学校とICCが近いこともあり,夏休み以外の期間でも平日の放課後にICCの展示を見に来てくれたり,週末にはご家族と一緒に来て,お父さんやお母さんに作品の説明をしてあげるくらい作品にくわしくなっているお子さんもいます.
毎年キッズ・プログラムに来てくれるみなさんですが,展示がどんなふうになっているのかワクワクしています.放課後クラブの先生から「美術館でのおやくそく」についてのお話を聞いてから,少人数のグループに分かれて「オープン・スペース 2012」と「ひかり・くうかん じっけんしつ」の両方を見学します.
「ひかり・くうかん じっけんしつ」の会場では,みんなのスニーカーや洋服の見え方がいつもとちがうことにもびっくり!どうしてちがって見えるのかは,ギャラリーツアーに参加するとお話が聞けるかもしれません.
グループによって体験のしかたはさまざまです.それぞれの「じっけんしつ」から,いろいろなお話や笑い声が聞こえてきます.
作品についての質問もたくさんしてくれました.「このくるまは,台の中にだれかがいてリモコンで動かしているの?」,「こっちのかべにはかげがあるのに,かげが見えないかべがあるのはどうして?」などなど.この質問はどの作品のどの部分のことなのでしょうか.これから展覧会に来てくれる方たちのために,ここでは答えは書かないでおきます.
「オープン・スペース 2012」の展示作品《10×10》では,次々に現れる部屋の中でのできごとがどのような場面なのか,みなさんが考えた物語をお話ししながら映像を楽しみました.
《無題(シャドウ#2)》も,かげの作品です.でも「ひかり・くうかん じっけんしつ」で見る作品のかげとは,何かがちがうみたいです.
《ゲームキョウカイ》はひとりずつで体験する作品です.ここでも「待っている人がいたら,順番をまもりましょう.」というおやくそくは守られています.
《10×10》にて
《無題(シャドウ#2)》にて
《ゲームキョウカイ》にて
「オープン・スペース 2012」こども向けハンドアウト
「オープン・スペース 2012」の作品解説はおとな向けに書かれた文章なので,ICCのスタッフはそれをこどもにもわかりやすい言葉にします.展示のどんなところに注目してみたら,もっと作品を楽しめるのか,気づいてくれるきっかけになったらいいな,と考えて毎年,このこども向けのハンドアウトを作っています.実はこのこども向けハンドアウトはおとなにも人気があるのです.
お帰りのときには「ありがとうございました! 楽しかったです.また来ます!」とスタッフがうれしくなるご挨拶してをいただきました.
みなさんまた来てくださいね.
ICC キッズ・プログラム 2012
パーフェクトロン(クワクボリョウタ+山口レイコ)
ひかり・くうかん じっけんしつ
会期:2012年8月14日(火)—9月2日(日)
会場:ICC 4階 特設会場
休館日:月曜日
開館時間:午前11時—午後6時
入場無料
[A.E.]