ICC
撮影:新津保建秀
マイケル・プライム
《ハ,ハ! ユア・マッシュルームズ・ハブ・ゴーン?》2005年
原木に生えた椎茸の生体電位を音響として取り出した作品.展示空間内の人の動きを赤外線センサーで感知し,それに応じて椎茸の「音」が出力される.椎茸のかさが開きだしてから死ぬまでの1週間程度で,音は徐々に変化してゆく.もともと英国のアーノルフィニ・ギャラリーで開催された「Playing John Cage」展で発表された作品で,ケージがキノコの研究家でもあったことと,ケージが自身の生体活動の音を聴いたということにちなんで制作された.