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本プロジェクトは,アート+コムが長期にわたって継続しているプロジェクト"T-Vision" のコンセプトをもとに制作される."T-Vision"とは,実際の地形データ,及びインターネットを介して随時更新される衛星画像によって生成された仮想の地球を独自のインターフェースを用いて回遊するシステムである.今回は,このシステムに従来備わっていた"リアルタイムの地球"という要素に対し,「過去」の地球にも接近することを試みている.T-Visionのインターフェースによって,地球上のある地点(今回はベルリン市のポツダム広場)に近づいていくと,時系列の旅にひきこまれるしくみになっている.実際の衛星画像と3次元の建築モデルをもとにして生成されている.この作品ではテレプレゼンスに存在するふたつの側面,「遠く」と「過去」という概念に接近することを試みる.
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