はじめに
入場料
展示作品 1
展示作品 2
海市について
計画/経緯
ANY会議/ユートピアをめぐる言説
ヴェネツィアビエンナーレ/海市計画コンセプトパネル
展覧会について(
会場構成
)
1. プロトタイプ
2. シグネチャーズ
3. ヴィジターズ
4. インターネット
ウェブページを通じた展覧会への参加
DWF形式によるAutoCAD図面の参照
フォーラムのページ
参加作家
カタログ
1997年4月19日 〜 7月13日
[終了しました.]
ギャラリーA
プロトタイプ/ヴェネツィア・ビエンナーレ提示案
「海市計画は,一つの新しいユートピアの提言である.しかしながら,それはこれまでのユートピアのヴィジョンとしての自立性を保持しつつも,静的なイメージを超えて,現代と未来の依拠する電子情報網に支えられた開放系としてある.
それは,アジア的な雑踏のイメージの中で,物質・エネルギーや情報,先端的な技術と固有の風土,「東風」と「西風」が混沌として出会い,渦巻きを起こすダイナミックな都市である.異質な政治・経済・文化が,この都市を巡ってアジアと世界に新しい風を送るグローバルな活動拠点となる.
ひとびとも,必ずしもここに定着・定住はしない.ある者はビジネスの拠点として,ある者は国際政治の政策立案のために,また学術・文化の研究・交流のために滞在する.活発なコンベンション開催への参加もあるし,時折のセカンド・ハウスとしての利用もある.常にひとびとの流動があり,それがこの海市のエネルギーの根源となる.
ひとびとの活動に対応して,居住形態も多様にしつらえられる.画一性を排除した街区や整然としたもの,流動そのものを体現した水上生活も楽しめる.省エネルギーの工夫や車を排除することも,快適な環境を作りだすことになる.」
(磯崎新+早稲田大学理工学総合研究センター 「珠海/海市計画」 1995年より抜粋)