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エマージェンシーズ! 049 
杉田碧《二十一世紀の空蝉》

2026年9月12日(土)—11月8日(日)

概要

生殖医療に関わる研究や技術が発展した結果,私たちはすでに,クローン人間やデザイナー・ベイビーを作ることも可能な世界に生きています.卵子や精子,胚,あるいは遺伝子を選別し操作することに対する倫理的観点からの議論は,研究の進展と並行して今後も続いていくことが予想されますが,そもそも,「よい」特性を選別しそれ以外を排除する基準は何に起因しているのでしょうか.映像インスタレーション《二十一世紀の空蝉》において杉田は,SF的ナラティヴを用い,命が軽んじられ,人間や生き物たちが「モノ」化されていくことや,不自然な改良を促し,淘汰されゆく社会に対する抵抗を示します.

参加アーティスト

杉田碧

研究科先端芸術表現専攻在籍.実際に世の中で起こっている問題や世間に根づいている偏見をリサーチし,非現実的なイメージと融合させながら,空間全体を使って鑑賞者に問いかけるインスタレーション作品として表現する.近年は,配偶子提供や代理母,デザイナー・ベイビーといった生殖医療に潜む倫理的問題や,人間の知覚/認知の危うさや脆弱性,さらにそこから生まれる排他的構造に関心を持ち,リサーチを続けている.

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