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エマージェンシーズ! 001
山川 K. 尚子《KODAMA》

2006年6月6日(火)—9月9日(土)

エマージェンシーズ! 001
山川 K. 尚子《KODAMA》

概要

森の中に人の目に見えない「木霊(こだま)」が住んでいて,訪れる者の話し声をこっそり聞いています.人の気配がなくなると木霊たちは,空気ごととらえた人々の声を使って遊び始めます.次に訪れた人は,誰もいないはずの森にざわざわと声がこだま(反響)するのを聞きますが,近づくと声はぴたりと止み森はふだんの静けさをとりもどします.人の声をマイクでとりこみ,コンピュータで映像と音をプロセスすることでこだまがあらわれ,センサーが次に訪れた人を感知すると消えてしまうシステムです.
森は,20世紀初頭頃まで人間にとって長く未知の場所であり,精霊や魔物の住みかとして世界各地に多くの民間伝承を生み出してきました.こだまは,発された人の声を真似ながら別の音へと変換する自然の反響システムであると同時に,人の行為を反映するいたずら心にあふれた精霊のような存在として人々に親しまれてきました.この作品では,こだまをセンサーやコンピュータなどの技術を使って,訪れた人々を巻き込むインタラクティヴなシステムとすることで,森と人との関係を遊びに満ちた不思議な世界として浮上させています. アーティストはこれまで,人間が発する言葉そして発話の際の声という現象に興味を抱いてきました.目に見えず発されると同時に消えてしまう言葉,そのはかなさを物質として表現する作品の制作を経て,《KODAMA》では人が残した声および息が森に残り,透明な空気の塊として浮遊していく世界が実現されました.

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