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ビル・ヴィオラ ヴィデオ・ワークス

1997年11月18日(火)—12月27日(土)

ビル・ヴィオラ ヴィデオ・ワークス

概要

ビル・ヴィオラ(1951年,ニューヨーク生まれ)は,ヴィデオ/サウンド・インスタレーションを主に制作し,メディア・アート界のリーディング・アーティストとして国際的に評価を受けている作家です.1972年よりヴィデオを用いた作品を制作しはじめ,以後,ヴィデオ作品はもとより近年のヴィデオ・インスタレーション作品は,海外の国際展においてもそのスケールの大きさ,思索的なテーマ性において高い評価を得ています.

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] では,1975年から1994年までの作品集を含むヴィデオ作品17点と本人のドキュメンタリー映像1点をコレクションとして収蔵しました.その作品は,自然界の微視的な現象を記録し,その時間軸や空間などをヴィデオという装置を用いて操作することによって,世界のもつ不確かさや曖昧さなどを顕在化させるものとなっています.この抽象化された世界を提示する作品自体は,映像と音響に対する精緻な編集により生み出されるもので,それはヴィデオというメディアの特質を生かした,言葉どおり「ヴィデオ・アート」と言えるものでしょう.

また,伝統的な民族文化への関心からフィールド・ワークに携わり,南太平洋のソロモン諸島を訪れ民族音楽や舞踏を記録するなど,映像人類学的な活動も行なっており,こうした記録映像の分野においても評価を得ています.

本コレクション展は,初期ヴィデオ作品から,フィールド・ワークの映像《祖先の力の記憶(ソロモン諸島のモロの運動) Memories of Ancestral Power (The Moro Movement in the Solomon Islands)》,日本において滞在(レジデンス)制作された《初夢 Hatsu Yume (First Dream)》など,1994年までの30作品を網羅し,作家の歩みを概観するものです.



会期:1997年11月18日(火)—12月27日(土)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] シアター

上映作品

参加アーティスト

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