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ワークショップ「楽器とアンサンブルのいまとここ」

1995年3月17日(金)—25日(土)

概要

メディア・アートにおける教育普及のあり方を実践的に検討する研究会.第1回の研究テーマ 「楽器とアンサンブルのいまとここ」では,企画に森岡祥倫氏,有馬純寿氏,アーティストに中野テルヲ氏,平野治朗氏,前林明次氏,榊原健一氏を迎え,楽器の概念と音楽の演奏行為を,「情報の変換装置」「コミュニケーション過程」といった視点から捉え直し,まったく新しい概念の楽器を制作.約3カ月にわたった研究会では,まず楽器の歴史の分析,テルミンやオンド・マルトノといった近代の電気・電子楽器の構造を確認した.そのうえで,身体と表現方法とのかかわりをどのようにもたせるかについてディスカッションを行なった.次に,身体全体でアナログ・シンセサイザーを演奏するもの,距離センサーにより音程をコントロールするもの,演奏者の心音をトリガーにしたものなど10点近くの楽器を制作した.また,コミュニケーションを切り口に,制作された楽器を使いアンサンブルの研究と演奏会を実施した.

『ICCコンセプト・ブック』(NTT出版,1997)より引用


会期:1995年3月17日(金)—25日(土)
会場:ICCギャラリー

参加アーティスト

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