情報とは,数をめぐる形態形成のプロセスで登場した形式的な抽象である.そしてその形式的抽象を大量・高速に複製・伝送するメディア,それがコンピュータという電子メディアである.ここでは,数とその形態そのものがエクスタシーとリアリティをもっていることについて考え,さらに情報化がもたらすリアリティについて考察した.
講師:多木浩二(美術評論),桂英史(文献情報学)
『ICCコンセプト・ブック』(NTT出版,1997)より引用
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1993年11月5日(金)