この絵本(えほん)では，指(ゆび)でなぞって文(ぶん)を読(よ)みながら，からだで絵本の世界(せかい)を感(かん)じることができます．文字(もじ)を指でなぞると，うすい色(いろ)だった文字がゆっくりとこくなります．なぞりながら文字を読み進(すす)めていくと，座(すわ)っているクッションが文の内容(ないよう)に合(あ)わせていろんな感(かん)じでふるえます．“ねこざかな”が海(うみ)にもぐる感じや“イッカクくん”のキバの感じを，家族(かぞく)や友達(ともだち)といっしょに，からだで感じてみましょう！

《ゆびでよむ ぶるぶるえほん》は，文字を指でなぞりながら絵本の世界を身体で感じることができる絵本です．薄い色で表示された文字に指で触れると，文字がゆっくりと濃くなります．並んだ文字を指でなぞり，濃くしながら読み進めると，クッションが絵本の内容に合わせて様々にふるえ，座っている人に絵本の世界の触感が提示されます．同期してふるえる複数のクッションで数人同時に体験すれば，親子や兄弟，または友達同士で絵本の世界を共有できます．この作品は，慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 Embodied Media Project とNTTコミュニケーション科学基礎研究所「Yu bi Yomu」プロジェクト，凸版印刷株式会社，株式会社フレーベル館との共同開発によって制作されました．