原田は,コンピュータ内に自身で制作した3Dコンピュータ・グラフィックスによる架空の世界を立ち上げ,その仮想世界と現実世界を往来しながら,仮想世界の中の風景を絵画作品として制作しています.
今回,原田が絵画を制作する現実のアトリエを,仮想世界の中の作家のアトリエと重ね合わせてオンラインで公開し,実会場では,アトリエを模したインスタレーションを展示します.
また,公開制作のプロセスをさらに仮想空間にフィードバックすることで,絵画と仮想世界の風景が相互に変化していきます.
今年度より開始した,ICCのオンライン・プラットフォームでのレジデンス・プログラムで,会期を通じて随時制作が行なわれ,オンラインでの作品発表と並行した展示を展開します.