ベルトコンベアーの上にいろいろなものを
ベルトコンベアーなどが置かれた工場のラインで働く人たちの映像を飽きずに見てしまうことがあります.ベルトコンベアーは映画『モダン・タイムス』(1936)にも登場し,人間が機械に翻弄されるさまがコミカルかつ批判的に描写されますが,一方でチャップリンの動作に,機械と動くからこそ生まれる豊かな創造性を見ることもできます.《Sequences/Consequences》は,産業装置であるベルトコンベアーを「表現のための装置」と捉え,50のシーケンスを制作することで,装置によって生み出される身体性や感覚を刺激する要素,人と装置の関係性を多様な形で提示します.