大きく投影された画面に,いろとりどりのあざやかな絵の具が流れて動きだし,まるで生きているかのような大きな色彩の空間につつまれます.色同士の関係,形や質感,素材の違い,流体の動きなど,そこにはさまざまな情報を読み取ることができます.たとえば,それは絵画の一部のように,絵を描くための表現の要素でもあります.それは,日常空間とは異なる場でありながら,あらためて絵を描くこと,色の関係性などを見つける場にもなるかもしれません.
《赤い緑、黄色い青》 [2015] “Reddish Green, Yellowish Blue”
中山晃子
《赤い緑、黄色い青》
撮影:木奥恵三
撮影:木奥恵三
撮影:木奥恵三
撮影:木奥恵三