息を吹きかけることでほのかに光る街,音に反応して煌めく星空のようなモビール,トイピアノで操作する人形劇.
「すずえり」として音楽活動も行なっている鈴木英倫子は,オートマタ(からくり人形)や童話の世界をモチーフに,音,光,映像,音楽,挿話などを用いたインタラクティヴ作品を制作するアーティストです.小さな家や橋などのオブジェに息を吹きかけて光を灯し,それらを組み合わせて街を作る.ハンドベルの音に反応してきらきらと星空のように光るモビール.童話的な映像を案内役として,鍵盤を押すことで自動的に和音が演奏されたり,弾いたフレーズが自動的に繰り返されて音楽が作られたり,鍵盤がゲームのコントローラになったり,三つの異なる機能をもったトイピアノ.これら三つの作品が,音楽やドローイングなどとともに童話的,箱庭的世界を作り出し,ふだんは「わき見」をしないと見えないような,ちょっと忘れられてしまった感覚を呼び起こします.
制作協力:IAMAS,木下研究所