作家・稲垣足穂(1900–77)は,第一次世界大戦以降に実用性のみを追求するようになる前の飛行機にこそ意味を見出し,生涯関心を寄せつづけました.そして,実用性を失った,飛行の不可能性を象徴するものとして「空中飛行器」という言葉を好んで用いました.小林は,この言葉に含まれる足穂の飛行機観と,リンク・トレーナーと呼ばれる初期のフライト・シミュレーターという,二つの「飛ばない飛行機」を起点として,「飛ぶこと」または「落ちること」の実践を考察する器具群を新作として発表します.
小林椋 新作 KOBAYASHI Muku, new work
小林椋
小林椋 新作
新作のためのスケッチ
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