メンクマンは,画像処理の分野では「解像度」を意味する「Resolution」をより広く捉え,処理を実行するうえで前提となるプロトコルや基準とそれらの解釈との関係性によって変わりうるものとして研究しています.本作は,画像処理技術において「何が遺され/失われるのか,それを決めるのは誰か」を問う,主に3つの映像作品からなる作品シリーズです.過去の作品と同様,ヴァルター・ベンヤミン(1892–1940)の論考「歴史の概念について」で「歴史の天使」として言及されたパウル・クレー《新しい天使》(1920)が主人公となり,直線的ではない,より多様な記録や歴史の作られ方について考察していきます.
「Image Remains」 [2026] ‘Image Remains’
ローサ・メンクマン
「Image Remains」