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《HUMANIC DOME》 [2019] “HUMANIC DOME”

NTTドコモ+乃村工藝社NOMLAB

《HUMANIC DOME》

作品解説

《HUMANIC DOME》は,体験者自身のバイタルデータを可視化し,以前に体験したほかの体験者のデータと自身のバイタルデータを重ね合わせることで,他者とのシンクロナイゼーションや干渉を表現する装置です.ドームの中の椅子に座ると,センサーが体験者の身体データを出し,そのデータを抽象的に可視化し,体験者の感情の変化としてドーム内に映し出します.

NTTドコモと乃村工藝社NOMLAB(ノムラボ)との協業では,センシングシステムと演出表現を掛け合わせて人のコミュニケーションのあり方について追及しています.

電話,メール,チャットなどのコミュニケーションツールは,歴史とともに常に私たちの身近にあるものとなりました.そして私たちのコミュニケーションは,次第にそれらのツールに依存し,自分の感情に応じてツールを選ぶことで,多様な手法で表現できるようになりました.しかし,それと同時に本来の自分にある感情の変化に気づけないことや,相手の感情の変化が分かりづらくなっているように感じます.

このような背景からこのプロジェクトでは,コミュニケーションの主要な要素である言葉や表情によらずに,「自分自身の心の原点回帰」と「言葉を介さない新しい相互理解」の形を《HUMANIC DOME》の体験を通じて模索していきます.


NOMLABは,「デジタルイノベーション×場づくり」をテーマに新しい集客創造を目指すラボです.様々なアーティストやテクノロジストと協働しながら,場づくりにおけるデジタルイノベーションとクリエーションに取り組んでいます.

制作:森永康夫,徳保佑希(NTTドコモ)
   望月美那,西川雅博,吉武聡一,高野次郎(乃村工藝社NOMLAB)
映像協力:高田稔則,田中水沙希(CODELIGHT)

展示情報

作品一覧