ICCでは,2008年度から2009年度にかけて「ICC メタバース・プロジェクト」と題する企画を行ないました.2009年2月に開催した研究会では,「メタバース」と総称される3D仮想空間の可能性が,さまざまな角度から議論されました.
この作品は,「ICC メタバース・プロジェクト」の研究成果として制作されました.インターネットが日常に浸透している現在,仮想空間における人のふるまいやコミュニケーションの様態は,現実の社会とどのように影響し合っているのでしょうか.ここでは,メタバースだけでなくTwitterなどのウェブ・サーヴィスも利用して,複数の作品が多様に展開されました.展示期間中は随時新しい作品が追加され,さらに,鑑賞者がネットワークを通じて作品に介入することが可能でした.