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ロバート・ブリア Robert BREER

ロバート・ブリア

プロフィール

1926年,ミシガン州デトロイト生まれ.デトロイト大学,スタンフォード大学(カルフォルニア州パロ・アルト)で学んだ.49―59年にはパリに滞在し,ステュアート・デイヴィス風の色面性に富んだ画家として出発した.帰国後はニューヨーク州に在住し制作.66年,「九つの夕べ──演劇とエンジニアリング』(ニューヨーク,第69連隊兵器廠)にはさまざまなかたちで参加.また70年の大阪万国博ペプシ館においてロバート・ホイットマン,フロスティ・マイヤーズ,デイヴィッド・テュ−ドア,ビリー・クルーヴァーらとともにプログラム・デザインを担当し,動く彫刻《フロート》を出品した.パリ滞在中より制作を開始したフィルム・アニメーションの分野でも国際的に活躍しており,72年よりクーパー・ユニオン(ニューヨーク)において映画とキネティックスの教授を務めてきた.絵画における制作や観照の過程,アニメーション,「キネティック・スカルプチュア」など,ブリア作品においては,それぞれが微小な基本単位の動きによって,観者を作品世界に巻き込んでいく.主な個展としては,56年,パレ・デ・ボーザール(ベルギー,ブリュッセル),アメリカン・ステューデンツ・アンド・アーツ・センター(パリ)をはじめ,シカゴ現代美術館(69年),ニューヨーク近代美術館(70年),ホイットニー美術館(77年),オルブライト・ノックス・アート・ギャラリー(ニューヨーク州バッファロー,80年),「ロバート・ブリア:パリの画家1949−1959」(ギャルリー1900−2000,パリ,90年),スタッフUSA(ニューヨーク,99−2000年)など.また,01年のgb agency(パリ)の個展の際にはポンピドゥ・センターで映像作品を上演した.フィルムの回顧展も75年のニューヨーク近代美術館と同年(および80年)のホイットニー美術館など多数開催されている.主なグループ展としては,「シネマの歴史」展(サントル・ボーブール,パリ,76年),「現代彫刻」展(ニューヨーク近代美術館,79年),同年(および81年)のホイットニー・ビエンナーレ,「プレジャー・ドーム:アメリカ実験映画1939-1979年」展(ストックホルム近代美術館,80年),「フレンチ・コネクション」展(NAMCO,スイス,ジュネーヴ,2002-03年)などがある.1978年,グッゲンハイム・フェローシップ.ニューヨーク近代美術館やパリ国立近代美術館,ICA(ロンドン)などのパブリック・コレクションとなっている.[上神田敬]

[2003]

作品

展示 & イヴェント