季刊 InterCommunication No. 53 2005 Summer
特集
新教養零年
——ようやく開かれる21世紀のために
基礎体力としての教養 木村尚三郎 村上洋一郎
異言語に入り込む衝動に駆られて——千々にくだけたあとの世界 リービ英雄 インタヴュー
科学の統合と拡大——二〇世紀の物理学が成し遂げたもの 和田純夫
新たなる「系統学革命」の波——普遍的思考として生物進化について 三中信宏
二〇世紀が追いつめた「自由な人間」の限界 仲正昌樹
終わりの終わりに向けて——千年紀の諸芸術 丹生谷貴志
連載/media
メディアは存在しない 11(最終回) メディアの不在、あるいは「顔」の転移 斎藤環
ディスコース・ネットワーク——2000 03 「メディア固有の特性」を語ることの倫理と論理 北田暁大
ニュー・メディアのアルケオロジー 04 カプセル化された動く身体——シミュレーターと完全な没入の探求(下) エルキ・フータモ/堀潤之[編・訳]
連載/art
パラレル・リアリティ 03 リアリティ生成の仕組みについてのスケッチ 藤幡正樹
アメリカ映画の現在 04 亡命者ピーターとその時代 青山真治
ポリティカル・ポレミカル・ポエティカル 04
ワイルドサイドを歩け——新次元の文化装置をつくる ペドロ・ブルメスター インタヴュー 太田佳代子+シュモン・バサール[聞き手]
ネット時代の解放運動——Women on Wavesの闘い レベッカ・ゴンパーツ インタヴュー ブレンダン・マクゲトリック[聞き手]/岩本正恵[訳]
思考と感性とをめぐる断片的な考察 04 フィルムと書物 蓮實重彦
坂本龍一skmt2 10
坂本龍一/後藤繁雄[テキスト]
美食文体論 04 市場にて、食らいながら。憂鬱と快楽 後藤繁雄
劇場・身体・テクスト 03 映画『イスター』——風景とテクスト 渡邊守章
連載/communication
美の廃墟——死のエステティクス 04 権力の三つの身体 田中純
片隅の啓蒙 09 公共性を立ち上げる「虚構」 稲葉振一郎
消し尽くされない言葉 ある旅の報告書 スーザン・ソンタグ/木幡和枝[訳]
集中連載
「自己」のテクノロジー 04(最終回) 統治しているのは誰か? 渋谷望
ICC presents
「オープン・ネイチャー|情報としての自然が開くもの」展 四方幸子
「情報の海」における「海賊」という倫理性——Kingdom of Piracyの活動をめぐって ドミニク・チェン
展覧会レビュー 企画展「アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険」 五十嵐太郎
活動レポート 「ブラスト・セオリー《キャン・ユー・シー・ミー・ナウ?》」 ほか
メディア・アート・センター進化試論 01
ドミニク・チェン+畠中実
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