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川田順造

文字のない社会の伝えあい

voice


○文字を用いた教育によって規格化されていない、野外の声で発せられることばの、荒々しい輝き。文字を用いない人たちの、研ぎすまされた聴覚に働きかける、ことばを伝える太鼓や、肉体に律動を吹きこむ笛の音。アフリカのサバンナに息づく、なまの音の伝えあい。

◆川田が通算8年暮らした、西アフリカのサバンナの村々(=ブルキナファソ、ガーナ等)でのやらせでないライヴ録音からの抜粋。詳細はカセットブック『サバンナの音の世界』(白水社、1988) 。

▲この作品は、西アフリカで通信連絡に使われる、「アトゥンバーナ」と呼ばれる太鼓の演奏、キジバトの歌メッセージがでてくるサバンナのお話、ビサ族が狩りの時使う「ヒリ」という笛の演奏、そして満月の夜、サバンナで娘たちが三三五五集まって、歌い、踊る情景を編集したものです。なお、アトゥンバーナはトーゴ共和国サンサネマンゴ、ヒリはブルキナファソのロアンガ、それ以外はブルキナファソのゴーデンで、すべて川田順造氏が録音されたものです。この作品はカセットブック『サバンナの音の世界』から抜粋しました。



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