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スタッフ・ノート

「オープン・スペース 2014」展示準備中(2)

2014年6月18日 22:30

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新進アーティストを紹介するコーナー「エマージェンシーズ!」は,年間に3回の展示を行なう予定です.今年度の第1弾として「視点ユニット」を展示する時里充さんが先週末より,ICCに来館されました.


身の回りにあるツールを独自の視点で捉え直した時里さんの映像作品は,微笑ましくも奇妙な感覚を得ることができます.ぜひとも会場で体験してみてください.


週が明け,オープンまで1週間を切りました.午前中から「オープン・スペース2014」のアーティストが数多く来館し,設営を進めています.


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志水児王さんが展示する《frequens》は,水槽内の水の運動をレーザー光線を用いて観察し,かつレーザーが描き出すダイナミックな映像を鑑賞することができる作品となっています.設置作業が始まると,作品に使用するレーザーの設置位置を注意深く確認されてました.


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リヴィタル・コーエンさんとテューア・ヴァン・バーレンさんは,ロンドンを拠点に活動するアーティストです.人工心肺や透析装置などの生命維持装置のみで人間の生体活動を模倣した《ジ・イモータル(不死者)》と,人工的に構築した自然環境と動物の共生空間を描いた《影はどこにも見当たらない》の2つの映像作品を展示されます.到着後,早速展示する映像をアップデートされていました.6月21日午後2時より行なわれるアーティスト・トークも楽しみです.


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《バイナトーン・ギャラクシー》 を展示するスティーヴン・コーンフォードさんは,注意深く開梱作業を行なっていました.作品に使用される数多くのカセットレコーダーには,様々な電気的な仕掛けが施されています.カセットレコーダーから発せられる音は,カセットテープに録音された音ではなく,レコーダー自身の駆動音を集音,増幅した音となっています.録音再生機器から新たな装置へと変容させ,それらをギャラクシー(銀河)のように設置する空間に,今から期待が高まります.


4階エントランスロビーでは先日ご紹介した研究開発コーナーの筧康明研究室,《指紋の池》を展示されるユークリッド(佐藤雅彦+桐山孝司)チームの皆さんの展示作業が行なわれています.


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《指紋の池》は,液晶ディスプレイに,多数の指紋が魚の群れのように泳いでいる作品で,指紋採取装置で指紋をスキャンすると自分の指紋が液晶ディスプレイに放たれていきます.体験したスタッフは自分の指紋を見失わないように必死に目で追いかけ,ユークリッドチームはその指紋の動きがモニター間を自然に行き来しているかをチェックしていました.


展示準備と並行して,案内スタッフの研修も行なわれています.お客様からのご質問に速やかに対応できるよう,作品のレクチャーも後日行なう予定です.


オープン・スペース 2014
会期:2014年6月21日(土)─2015年3月8日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
開館時間:午前11時─午後6時
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日),年末年始(12/29─1/5),保守点検日(8/3,2/8)
入場無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
/Exhibition/2014/Openspace2014/index_j.html


[I.Y]