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《大きな耳をもったキツネ》 [2013] “Otocyon megalotis”

evala+鈴木昭男

《大きな耳をもったキツネ》

作品解説

鈴木昭男の制作した,アナラポス,グラス・ハーモニカ,クギウチ,クイーカ・カスタムなど数々の自作楽器による演奏と,京都府網野町(現・京丹後市)にある鈴木の作品《ひなたぼっこの空間》と《点音(おとだて)》など鈴木の選定した京都府京丹後市内のさまざまな音の聴こえる屋外のリスニング・スポットを,evalaが最新鋭の立体音響特殊マイクロフォンによって録音.そのフィールド録音した音を素材に,無響室でその録音された空間の残響を擬似的に作り出し,そこに音響的変化を伴う音の運動を再構成して作曲された,8.1ch立体音響によるサウンド・インスタレーションです.

暗転の中,通常の聴覚体験では得られない,楽器が巨大化したり,耳が水であふれたり,といった音響的イリュージョンとでもいうべき現象を体験します.

題名はオオミミギツネというアフリカに生息する,大きな耳で獲物の居場所を正確に突き止め,また人間には聴こえない超音波を聴くことができる,耳が極端に発達した夜行性の哺乳動物に由来しています.

1名ずつの10分以内の体験で,来場者は数曲の中から任意の曲をひとつだけ選択できます.

《大きな耳をもったキツネ》曲目

1. Otocyon Megalotis #1 “Reflection”

京丹後の自然にフォーカスしたフィールド録音により構成
All Sound Composition, Recording, 3D Sound Programming by evala, 2013
7′47″

2. Otocyon Megalotis #2 “Chafe”

摩擦の物理現象に フォーカスしたマクロ録音により構成
All Sound Composition, Recording, 3D Sound Programming by evala, 2014
5′55″

3. Kugiuchi & Water Bottle

鈴木昭男の自作楽器(流木と釘)による演奏をevalaが録音/再構成
Performance by SUZUKI Akio, 2013
Recomposition, Recording, 3D Sound Programming by evala, 2013
7′05″

4. Glass Harmonica

鈴木昭男の自作楽器(グラスハーモニカ)による演奏をevalaが録音/再構成
Performance by SUZUKI Akio, 2013
Recomposition, Recording, 3D Sound Programming by evala, 2014
6′10″


機材協力:株式会社アコースティックフィールド

アーティスト

展示情報

関連情報

この作品は,音の反響のない,完全に密閉された空間で体験するものです.そのため,年齢やお身体の具合によってはご体験いただけない場合があります.

また,原則お一人様ずつでの体験のため,一日にご案内できる人数には制限があります.会場では整理券発行による予約制で順次ご案内していますが,ご来場の時間によっては,ご体験いただけない場合があります.

以上の点をあらかじめご了承いただけますようお願いいたします.
詳細は,フリーダイヤル(0120-144199)までお問い合わせください.

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