人間の視覚や聴覚，そして脳（認知）の仕組みは，進化の過程できわめて巧妙に形づくられてきました．「錯覚（イリュージョン）」は，人間の知覚や認識をになう脳のメカニズムを知ることができる，とても重要な現象です．この展示では，自身の目や耳を実験台にして「モノが見える」「モノが聞こえる」とはどういうことなのかを，インタラクティヴに楽しみながら体験することで，理科や科学への興味が深まることを目指しています．

竹内龍人＋柏野牧夫
NTTコミュニケーション科学基礎研究所