プレスリリース

PRESS RELEASE

2003年

プレスリリース 2003年3月25日


「E.A.T.──芸術と技術の実験」

2003年4月11日(金)―6月29日(日)

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]では,2003年4月11日(金)から6月29日(日)までの間,ICCギャラリーA,Bにて「E.A.T.─芸術と技術の実験」を開催いたします.


概要


「アート&テクノロジーの未来形」を標榜するICCの活動理念は,必ずしも一時代的なものではありません.遡れば20世紀初頭の「未来派」などの活動にその萌芽があり,さらに20世紀後半のテクノロジーの進歩によって,さまざまな組織や活動が生まれています.それらのうち,ICCの活動理念に最も近接した活動を行なった組織の一つに「E.A.T.」があります.

E.A.T.(Experiments in Art and Technology)は,1960年代半ばに,当時AT&Tのベル電話研究所にいた技術者,ビリー・クルーヴァーを中心として,画家ロバート・ラウシェンバーグ,ロバート・ホイットマンらによって結成されたグループです.
ニューヨークを拠点として,美術,ダンス,電子音楽,映像など幅広い表現ジャンルを横断し,アートとテクノロジーを結ぶ数多くの実験を行ないました.
代表的なプロジェクトとして,40名もの技術者たちが参加して,1966年に行なわれたイヴェント「九つの夕べ──演劇とエンジニアリング」,1968年のブルックリン美術館における「サム・モア・ビギニングズ展」の企画,1970年の大阪万博における《ペプシ館》などがあります.その最盛期には数千名もの会員を擁しました.
E.A.T.の活動は,その後のパフォーマンスという表現ジャンルや,広義のコラボレーションの先駆的な存在といえ,1967年にマサチューセッツ工科大学に先端視覚研究センターが設置される母体ともなったとされます.
1970年代半ばに大組織としての活動は事実上終息しましたが,E.A.T.のコンセプトや精神は,その後1980年代以降の「アート&テクノロジー」の分野に大きな影響を与えています.

本展は,このE.A.T.の活動を,当時の資料などから本格的に紹介する,日本で初めての展覧会です.特にビリー・クルーヴァーの足跡を主軸とし,ラウシェンバーグらとの当時のコラボレーション作品の展示,さらにE.A.T.関連作家による新作も紹介し,現在のICCの活動理念に直結する,その歴史的意義を明らかとするものです.


会期:2003年4月11日(金)─6月29日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]

開館時間:午前10時―午後6時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)

入場料:一般800(600)円,大高生600(450)円,中小生400(300)円
    *( )内は15名様以上の団体料金

主催:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
企画協力:Experiments in Art and Technology/株式会社プロセスアート

住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
   京王新線初台駅東口から徒歩2分
お問い合わせ:フリーダイヤル 0120-144199
E-mail: query@ntticc.or.jp
URL http://www.ntticc.or.jp/


展示予定資料・コラボレーション作品・記録ヴィデオ


■資料
写真パネル展示 約55点 E.A.T.蔵
写真資料,出版物,記録類,作品部分,機器類 点数未定 E.A.T.蔵

■コラボレーション作品
ロバート・ホイットマン《ドレッシング・テーブル(レプリカ)》 1962年 ニューアーク美術館蔵
ロバート・ラウシェンバーグ《ドライ・セル》 1963年 作家蔵
アンディ・ウォーホル《銀の雲》 1966年 ウォーホル視覚芸術財団蔵
ロバート・ラウシェンバーグ《リヴォルヴァー(color)》《リヴォルヴァー(black/white)》 1967年 作家蔵
ロバート・ラウシェンバーグ《至点》 1968年 国立国際美術館蔵
ロバート・ブリア《フロート》 1970(再2003)年 再制作
トリシャ・ブラウン+中谷芙二子《オパール・ループ/雲》 1980(再2002)年 再制作

■記録ヴィデオ(フィルム)上映
ロバート・ブリア《ジャン・ティンゲリー:ニューヨーク讃歌》 1960年 作家蔵
ロバート・ラウシェンバーグ《オープン・スコア》 1966年 E.A.T.蔵
オイヴィント・ファールシュトレーム《キスはワインより甘し》 1966年 E.A.T.蔵
ほか


関連イヴェント


シンポジウム「E.A.T.が残したもの」
パネリスト:ビリー・クルーヴァー/山口勝弘/中原佑介
日時:2003年4月13日(日) 午後2時より
場所:ICC5Fロビーにて
入場料:無料
定員:150名(先着順)

コンサート「デイヴィッド・テュードア《レインフォレストIV》」
出演者:小杉武久/ヤマタカEY/和泉希洋志
日時:2003年5月25日(日)午後3時より/午後4時30分より(2回公演)
場所:青山・スパイラルホール
入場料:前売1,800円,当日2,000円(税込)
    4月20日よりチケットぴあにて発売(03-5237-9999)
    4月11日─19日ICCメンバーシップ会員(2003年度)はICCインフォメーションにて先行発売
定員:各回200名


本件問い合わせ先


NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
企画担当:後々田,藤吉 広報担当:嶋田 (TEL : 03-5353-0800 FAX : 03-5353-0900)