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坂本龍一 + 高谷史郎 コラボレーション
1999年,20世紀の音楽・社会を眺望する試みとなった坂本龍一によるオペラ《LIFE》(東京,大阪で公演)において,高谷史郎が映像を担当.2005年6月に開催された実験ライヴ「庭園シリーズ Vol.1 《Live@法然院》」(京都)では,限られた聴衆と密やかで濃密な時間を共有するというコンセプトから,方丈の庭を臨み,ラップトップと映像によるライヴを開催.同年6月スーザン・ソンタグ追悼ライヴ(京都造形芸術大学)で,再び競演.A.ペルトの《Spiegel im Spiegel》に様々な音を重ねながら,ソンタグのポートレイトやテキストの句読点の引用を配した映像に,サウンドのコラージュをおこなう.07年3月10日—5月28日,山口情報芸術センター(YCAM)においてYCAM委嘱による新作インスタレーション《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》を発表.7月5日には「庭園シリーズ vol. 2」として,ラップトップを使ったサウンドxインスタレーションによる《Live@大徳寺・養徳院》を開催.



坂本龍一/SAKAMOTO Ryuichi
NY在住.音楽家.1978年細野晴臣,高橋幸宏と「YMO」を結成.散開後も,音楽・映画・出版・広告などメディアを越えた活動を展開.87年映画「ラストエンペラー」の音楽で,アカデミー賞,グラミー賞ほか受賞.99年オペラ《LIFE》で大きな成功を収め,以降,環境・平和問題に大きな関心を寄せ,発言多数.9.11同時多発テロをきっかけに,論考集『非戦』を監修.自然エネルギー利用促進を提唱するアーティストの団体「artists' power」を創始.2006年新たな音楽コミュニティの創出を目指し「commmons」を設立.10月17日にはクリストファー・ウィリッツ + 坂本龍一による新作「Ocean Fire」を,11月には映画「SILK」サウンドトラックをcommmonsよりリリース予定.また11月にドイツ,マンハイム市の委嘱による新作をカールステン・ニコライとのコラボレーションによりプレミア上演の予定.


高谷史郎/TAKATANI Shiro
京都在住.映像クリエイター.1984年京都市立芸術大学生を中心に結成されたアートグループ「ダムタイプ」の創設から参加,ヴィジュアル面を総合的に担当し,現在はディレクションに関わる.2002年京都市芸術新人賞受賞.主なソロ活動として,98年インスタレーション《frost frames》,00年《optical flat》(国立国際美術館蔵)などを発表.99年坂本龍一のオペラ《LIFE》に映像監督として参加.01年霧の彫刻家中谷芙二子とのコラボレーション作品《IRIS》(スペイン),05年グループ展「雪と氷との対話」(ラトヴィア)など.07年6月に個展「photo-gene」を開催(児玉画廊,東京).