ICC







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関連イヴェント




5月16日(日)
アーティスト・トーク

5月22日(土)
コンサート「live n_ext」

5月30日(日)
シンポジウム

6月6日(日)
アーティスト・トーク 

6月13日(日)
シンポジウム

6月19日(土)
イヴェント「The Stairway of The SINE WAVE ORCHESTRA」


2004年4月23日(金)— 6月27日(日)ギャラリーA,B,5Fロビー





はじめに


 近年, 日本各地の美術館などにおいてメディア・アート作家の個展および企画展が多く行なわれるようになりました. このことは, これまで現代美術の流れの中では傍流として位置づけられていた感のあるメディア・ アートが, 多様化する表現の大きな流れの中のひとつとして認知されるようになったということを意味するも のといえるでしょう.
 また現在の相次ぐ美術大学や専門学校でのメディア系学科新設やメディア・センターの開館という動向を受 けて, 所謂メディア(アート)系の表現を志す人, およびその研究の場, あるいはそれに伴う発表の場は増加 しているといえます.
 それと同時に, 日本のメディア・アート作家の海外での活動も活発になっており, 国内のメディア・アート を専門とする学芸員においても, 海外のメディア・アート・フェスティヴァルの審査員などとして活躍すると いう状況が生まれています. それは, ともすると日本のメディア・アートの状況は国内よりも海外において, より紹介されているのではと思わせるものでもありますが, むしろメディア・アートというジャンルが, より 国際的な場に開かれたものになってきたということでしょう.
 このような状況において, 現在の国内におけるメディア・アートの新しい作家を取り上げることは, 多様化 するメディア・アートの状況や動向を確認する意味でも意義のあることといえるのではないでしょうか.
 この展覧会は, 当館学芸員と国内のICCと同傾向の施設, およびメディア・アートを専門とする学芸員4名を 招き, 計5名のセレクターによって12人(組)の新進作家を選出することで, 現在の日本のメディア・アート の突端における切断面を複数の視点から切り出し, その多様な特徴, 特質などを提示しようとするものです.

■出品作家(五十音順)
安藤孝浩, エキソニモ, 大畑彩, 春日聡, 齋藤正和, 澤井妙治+城一裕+真鍋大度, 鈴木太朗, 徳井直生,
中居伊織, 橋本典久, 山本努武, るさんちまん

■セレクター(五十音順)
阿部一直(山口情報芸術センター)
四方幸子(森美術館)
清水建人(せんだいメディアテーク)
畠中実 (NTT インターコミュニケーション・センター)
森山朋絵(東京都写真美術館)