ICC





はじめに
入場料
展示作品




《モレルの発明》
《「音声版四字熟語集」》
《「物質試行39 Biblioteca」》
《天書》
参加作家
関連イヴェント




レクチャー9月18日(金)
レクチャー9月25日(金)
レクチャー10月2日(金)
レクチャー10月10日(土)
フィルム上映
カタログ
 
1998年9月18日(金)〜 10月25日(日) [終了しました.] ギャラリーA, D, シアター





展示作品


《モレルの発明》
"The Invention of Morel"

1991年,1998年
山口勝弘







山口勝弘の作品は,すでに一九四○年に書かれた,映像による現実の凍結保存についての予見的な物語の,現代テクノロジーによるパスティシュです.だが,今や当時は存在しなかった技術を使えるだけに,そのパロディのほうが原作以上のリアリティーをもってくるというおかしくもまた空恐ろしさがあります.日常をデータ化するというよりは,加工しないまま図書館,博物館へ移入するというような,現実がアナログのまま,生のまま貯えられ,随時解凍されるとすれば,デジタルより恐いのではないでしょうか.