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丹生谷貴志

ガリヴァーとロベルト
(声の肌理 (きめ))

voice


○クロソウスキのテクストは声だけからなる一種のラジオ・ドラマであり、声によるポルノ・ドラマである。声−言葉によって電送されるものが知覚回路の中で視覚中枢に触れ、一つの性的な肉体のイマージュを描いて行く過程を実践してみること。大袈裟に言えば、ソシュールの言う「視覚映像」をポルノ化してみること……。

◆いささかなげやりなプリミティヴなやり方を用いたから特にコメントはない。朗読して下さった方々に、立ち会うことさえせず、感謝しております。



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