ICC
ひらめきとはてなの工場タイトル
はじめに|作品一覧|関連イヴェント カレンダー|利用案内
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はじめに

今年のICC キッズ・プログラムは「ひらめきとはてなの工場」と題し,アーティストたち独自の視点から生み出された作品の「!」や「?」がどのようなものかを考えながら体験することで,子供たちおのおのが見つけ出す「ひらめき」と「はてな」をテーマとした展覧会です.

おもちゃの線路,編み物,拍手,ドット絵,アニメーション,影,ピンホール・カメラなど,アーティストたちが,わたしたちの身の回りのものごとを起点に発想した,少し変わったものの見方を通じて「ひらめき」と「はてな」を生み出す作品を展示します.

頭の中の「工場」で生み出される自分なりの「ひらめき」や「はてな」を誰かと話したり共有することで,多角的なものごとのとらえ方や広い視野に気づいていただけるような展覧会として企画しています.

おもちゃのレールで模様(もよう)を作ったり, 毛糸で編(あ)みくるまれているものを探(さが)したり, 拍手(はくしゅ)で光る装そう置ちを使って絵を描(えが)いたり, 暗号(あんごう)のアニメーションを作ってそれを解読(かいどく)したり,大きな壁(かべ)で動くキャラクターを見て物語を 想像(そうぞう)したり,巨人(きょじん)になって会場を眺(なが)めたり, 帽子(ぼうし)のような箱をかぶって逆さかさまの景色(けしき)を見たり,そんな体験(たいけん)をしながら自分だけの 「ひらめき」や「はてな」を見つけてみよう!
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展示風景
|→詳細|

岡田憲一

《ピクセル・ファクトリー》2006/14年

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ドット・パターンの描かれたシートを小さな木箱に通すと,アニメーションが再生されます.このシートにはドット絵のピクセルが1列に並んでいて,それを木箱の中でマトリクス状に配列しなおして表示しています.コンピュータのピクセルによるディスプレイ表示を,アナログな方法で表現した作品です.

制作協力:土佐正道(明和電機)

岡田憲一(おかだ けんいち)
2008年英国王立芸術学院デザイン・インタラクションズ科修了.デジタルを媒体としつつ,アナログの手法を取り入れた作品を制作.国内外の展覧会に作品を多数出展.主な展覧会に,「"これも自分と認めざるをえない"展」(21_21 DESIGN SIGHT,2010),「Talk to Me」(ニューヨーク近代美術館,2011)などがある.
http://www.kenichiokada.com/

金箱淳一

《クラップ・ライト・ドローイング》2013-14年

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金箱淳一《Clap Drawing Project》2013年
撮影:bozzo

作家が開発した,拍手すると光るデヴァイス「クラップ・ライト」を手のひらに装着し,光のドローイングを作るインスタレーション作品です.このデヴァイスは,拍手したときに生じる圧力を電圧に変換させることによって,LEDを光らせます.

制作協力:遠藤孝則,デザイン協力:板倉実香

金箱淳一(かねばこ じゅんいち)
アーティスト,「楽器インタフェース」研究者.主な研究対象を障害者と健常者が共に音楽を楽しめる楽器「共遊楽器」(造語)とし,国内外で展示・発表活動を行なう.スペインの打楽器「カホン」をベースにして奏でた音の振動を他者と共有できる《ビブラション・カホン》などを制作し,音楽を様々な感覚で楽しむアプローチを中心に作品を制作している.近年の主な受賞は2013 Graphic Grand Prix by Yamaha 優秀賞,2013 Asia Digital Art Award エンターテインメント部門大賞など.
http://www.kanejun.com/

力石咲

《ニット・インベーダー》2014年

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ニット・インベーダー・マシンという機械から自動的に編み物が作られていきます.この編み物を使って作家が階段の手すりや椅子などICCにあるいろいろなものをくるんでいきます.なんでも編みくるむことで世界の見え方を変えてしまいます.

制作協力:株式会社TASKO,阪南チーズ染晒協同組合,坂田亮一,和田翔馬,佐々木香菜,加藤小雪

力石咲(ちからいし さき)
ハイパーニットクリエイター.街中に編み物を仕掛け包み込むことで,世の中のものごととコミュニケーションすることをテーマとして活動している.2014年6月,クラウド・ファンディングによる《旅するニットマシン》制作プロジェクトが進行中で,旅をしながら編まれるニットで土地と人とをつないでいき,世界を編みくるんでいくプロジェクトがスタートする予定.過去の参加展覧会は,「ニットで編み編み大作戦」(西武渋谷店,2011),「UNIVERSE⇄UNIVERSE」(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE,2012)など.
http://www.muknit.com

パラモデル

《パラモデル ジョイント・ファクトリー》2014年

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パラモデル「パラモデルと一緒にプラレールであそぼう」
2012年

《パラモデル ジョイント・ファクトリー》
体験プログラム
開催日:
カレンダーをご覧ください.
カレンダー
開催時間:
午前11時30分─,午後1時30分─,
午後2時30分─,午後4時─
定員:
10名
(当日,各回開始10分前より受付,
先着順)
対象:
5歳以上
(未就学児は保護者同伴)
所要時間:
約1時間

プラレール*のレールをつなぎ合わせて,文様や図案のようなグラフィティを描く,参加型インスタレーションです.観客がレールをつないでグラフィティを描いていく過程を撮影し,その映像をいくつも連ねて投影することで,1つの大きなグラフィティに見えるよう映し出します.

制作協力:土居下太意,堀口淳史
*「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です.

*1日に体験いただける時間帯,人数が限られています.詳しくは会場にてお問い合わせください.

パラモデル
林泰彦(はやし やすひこ)と中野裕介(なかの ゆうすけ)からなるアート・ユニット.得意領域や趣向の異なるパラレル [parallel] な2人が,「パラモデル [paramodel]:世界や心の様々な部品から組み立てる,詩的な模型/設計図」というコンセプトを核に共存,互いの視差 [parallax] と関係性を生かし,2人による「模型遊び」という要素をベースに,多様な形式で作品を制作.主な展覧会に「なつやすみの美術館3「美術の時間」」(和歌山県立近代美術館,2013),「拡張された感覚 | 日韓メディア・アートの現在」(Alternative Space Loop,ICC,2008)など.
過去に参加した展示・イヴェント

ひらのりょう

《どこかとおくのファクトリー》2014年

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(作品イメージ)

展示室の壁に,植物や建物,動物がうごめく奇妙で巨大な世界が投影されています.それらの生き物や景色を眺めているうちに,作品を見る人が自分で物語を想像できるように制作されたアニメーション作品です.

協力:FOGHORN,ぬいぐるみ制作:牛乳屋

*8月2日(土)は「ひらのりょう による かみしばい」の開催に伴い,《どこかとおくのファクトリー》を鑑賞いただけない時間帯がございます. あらかじめご了承ください.

ひらのりょう
多摩美術大学情報デザイン学科卒業.産み出す作品はポップでディープでビザール.文化人類学やフォークロアからサブカルチャーまで,自らの貪欲な触覚の導くままにモチーフを定め作品化を続ける.その発表形態もアニメーション,イラスト,マンガ,紙芝居,VJ,音楽,と多岐に渡り周囲を混乱させるが,その視点は常に身近な生活に根ざしており,ロマンスや人外の者が好物.
http://ryohirano.com/ 
http://foghorn.jp/

フワリラボ(冷水久仁江+岡田憲一)

《スケールスコピック》2014年


(作品イメージ)

会場に設置された装置を覗いてみると,自分の影が大きく壁に映し出され,大きくなった自分の影の視点から会場を見渡すことができます.覗き込んだ人が巨人になったような視点で世界を観察することのできる作品です.

 
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《ピンホールシネマ》2013年

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《ピンホールシネマ》体験プログラム
開催日:
カレンダーをご覧ください.
カレンダー
開催時間:
午後1時─,午後3時─
定員:
5名
(当日,各回開始10分前より受付,
先着順)
対象:
5歳以上
(未就学児,低学年の場合は
保護者同伴)
所要時間:
約1時間

ピンホール・カメラの原理を利用したこの装置を頭に装着すると,箱の後ろにあけた小さな穴から入ってくる光によって,外の景色がだんだん逆さまになったパノラマ映像として現われてきて,まるで自分だけの映画館にいるような体験をすることができます.

*1日に体験いただける時間帯,人数が限られています.詳しくは会場にてお問い合わせください.

フワリラボ(冷水久仁江+岡田憲一)(ひやみず くにえ+おかだ けんいち)
冷水久仁江と岡田憲一からなるクリエイティヴ・ユニット.2011年にフワリラボを立ち上げ,「子供ごころ」をキーワードに,メディアにとらわれない作品を制作し展開している.大人でも子供に戻って楽しめる時間・空間をめざし,表現活動を行なっている.
http://www.fuwarilab.com/

関連イヴェント

パラモデル

「パラモデルと一緒にプラレールであそぼう」


《パラモデル ジョイント・ファクトリー》は毎日4回行なわれる制作体験プログラムによって制作されるグラフィティを映像として記録し,プロジェクションする参加型インスタレーション作品です.「パラモデルと一緒にプラレールであそぼう」は,《パラモデル ジョイント・ファクトリー》での制作体験プログラムをパラモデル林泰彦が講師を行なう特別ヴァージョンです.


開催日:2014年7月19日(土),20日(日)[終了しました.]
時間:各日とも,午前11時30分─,午後1時30分─,午後2時30分─,午後4時─

講師:パラモデル 林泰彦
定員:10名(当日,各回開始10分前より受付,先着順)
*見学自由
会場:ギャラリーA,《パラモデル ジョイント・ファクトリー》作品スペースにて
参加費:無料
対象:5歳以上(未就学児は保護者同伴)
所要時間:約1時間

力石咲

「毛糸玉モンスターをつくろう!」


編地の切れ端や絡まってしまった毛糸など,色や太さや素材が様々な毛糸を,カラフルなマスキングテープで丸めたり他の毛糸と組み合わせたりして,毛糸のモンスターを制作します.


開催日:2014年7月25日(金),31日(木),
8月8日(金),14日(木),19日(火),
26日(火)[終了しました.]
時間:各日とも,午前11時─午後3時(参加受付は午後2時30分まで)

講師:力石咲
会場:エントランス・ロビー
定員:50名(当日先着順)
*見学自由
*一度に参加できる人数は10名程度です.混雑状況によっては順番をお待ちいただく場合もございます.あらかじめご了承ください.
参加費:1モンスター制作につき,865円(税込)(材料費として)
参加方法:開催日当日,ICCショップにて1モンスターの制作キットを販売します.
対象:3歳以上(未就学児は保護者同伴)
所要時間:1モンスターの制作に必要な時間の目安は30分です.

フワリラボ

「ピンホールシネマ・ワークショップ」

*事前申込制


ピンホールカメラの原理を利用した帽子型の作品《ピンホールシネマ》を制作し,体験します.
体験には太陽光の明るさが必要であるため,東京オペラシティ内に体験しに行きます.
制作した《ピンホールシネマ》はお持ち帰りいただけます.


開催日:2014年7月27日(日),30日(水),
8月15日(金),23日(土)[終了しました.]
時間:各日とも,午後2時より

講師:フワリラボ(冷水久仁江+岡田憲一)
定員:10名(事前申込制,応募者多数の場合,抽選)
*見学自由
参加費:1,400円(税込)*材料費として
対象:5歳以上(未就学児,低学年の場合は保護者の同伴が必要です)
所要時間:約2時間


募集期間:7月8日(火)から各開催日の8日前を締め切りとします.
7月27日(日)分の参加申込:7月8日(火)─19日(土)午後6時まで
[受付は終了しました.]
7月30日(水)分の参加申込:7月8日(火)─22日(火)午後6時まで[受付は終了しました.]
8月15日(金)分の参加申込:7月8日(火)─8月7日(木)午後6時まで[受付は終了しました.]
8月23日(土)分の参加申込:7月8日(火)─8月15日(金)午後6時まで[受付は終了しました.]

* 抽選結果は,各締切日の翌日に応募者全員にお知らせします.
* 8月2日(土)午後7時より8月4日(月)午前10時までは,メール,Faxでの受付を休止いたします. 送信いただいた場合にも受信できませんので,ご注意ください.

ひらのりょう

「ひらのりょう による かみしばい」


ひらのりょうが制作するオリジナルの紙芝居を,ひらのりょう本人の読み上げによって鑑賞できる特別プログラムです.


開催日:2014年8月2日(土)[終了しました.]
時間:午後2時より

出演:ひらのりょう
会場:ICC ギャラリーA,《どこかとおくのファクトリー》作品スペース
参加費:無料
所要時間:約15分

*イヴェント開催中は《どこかとおくのファクトリー》を鑑賞いただけません.
あらかじめご了承ください.

金箱淳一

「クラップ・ライト・ドローイング・ワークショップ」

*事前申込制


キットを使用して,自分のクラップ・ライトを制作し,それを使ってドローイングを体験します.制作した「クラップ・ライト」はお持ち帰りいただけます.


開催日:2014年8月9日(土) [終了しました.]
時間:午後2時より

講師:金箱淳一
会場:ICC 4階 特設会場
定員:20名(事前申込制,応募者多数の場合,抽選)
*見学自由
参加費:850円(税込)*材料費として
参加対象:5歳以上(未就学児は保護者同伴)
所要時間:約2時間

募集期間:2014年7月19日(土)─31日(木)午後6時[受付は終了しました.]
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利用案内 


開催期間:2014年7月19日(土)─8月31日(日)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日),保守点検日(8/3)
開館時間:午前11時─午後6時
入場無料

交通案内
アクセスページをご覧ください.|→アクセスページ|

お問い合わせ
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
〒163-1404 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
フリーダイヤル:0120-144199
Fax:03-5353-0900
E-mail:query@ntticc.or.jp

同時開催の展示
オープン・スペース 2014 |→ 詳細|
開催期間:2014年6月21日(土)─2015年3月8日(日)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日),年末年始(12/29─1/5),保守点検日(8/3,2/8)
開館時間:午前11時─午後6時
入場無料
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