ICC





はじめに
入場料
展示作品
参加作家
 
1995年2月17日—3月9日 [終了しました.] NTT / ICCギャラリー





はじめに


この展覧会は, コンピュータによる 3つのインタラクティブ・インスタレーション, 「めだま」(1992-1993), 「押し花」(1993), 「アルバム」(1989-1995) [過去と現在の作品]に よって構成される.

いずれも コンピュータによるインタラクティブな作品である これらのインスタレーションは, 静止画, 連続画, 動画, 音, テキスト, そして インタラクティブな操作からなる. これらの作品があつかうものは, 学習や記憶, そして伝記であり, 言葉や映像を介しての 世界との関わりについてであり, データ獲得作用についてである. 絵画や文学, 哲学における伝統にもとづきながら, 写真や映画をコンピュータという 新しいインタラクティブな メディアとつなぐ通路を探る ものであり, インタラクティブなプログラムの ための揺籃期にある表現法, 舞台構成法や 劇作法を 実験するものである. この3つのインスタレーションは, 厳粛かつアイロニカルであり, 教育的かつ詩的であろうとする. コンピュータの ヴァーチャルな論理と感性を, 見る者の 現実の論理と感性に結びつけ, 共鳴させるのである.