ロボット工学者で「アンドロイド演劇」のアンドロイド開発で知られる石黒浩と,映像と身体をテーマに制作活動をしている齋藤達也とのコラボレーション作品,パフォーマンス「模像と鏡像 - 美容師篇」を開催します.
女性型アンドロイド「リプリーQ2」が,美容師に髪の悩みを相談しながらカットしてもらう全編アドリブのパフォーマンスです.機械が人としてのサーヴィスを受けるというシチュエーションを通して,なにげない他人との会話がどのように成り立っているのかを改めて私たちに考えさせてくれるでしょう.
人に似せて作られた模像であるアンドロイドが,私たち自身の姿を逆に鮮やかに映し出す,そんなアンドロイドを通して人間を理解していく試み「模像と鏡像」シリーズの第一弾です.