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展示概要・作品

《アーバナイズド・タイプフェイス:Shibuya 08-09》
2008/09年
山口崇洋
展示期間:2009年5月16日(土)—11月15日(日)[終了しました.]


撮影:木奥恵三

キーボードからアルファベットを入力すると,独自にデザインされたフォントがスクリーンに現われます.これらの文字は,渋谷区全域を移動した位置情報をGPSによって取り出した,その軌跡によって作られています.それは,都市を構成する街路という,いわば都市のかたちによってデザインされたフォントと言えます.たとえば,コンピュータで使用されるフォントには,都市の名前を持つものが多くあります.そのフォントのデザインと都市,およびその名称とがどのような関係にあるのか,という関心から制作された作品です.映像は「Shibuyaフォント」を制作した際の,移動のドキュメントとなっています.

山口崇洋 プロフィール
山口崇洋は,書道,グラフィティ,タイポグラフィ,サウンドを主なテーマに制作を行なっている.その作品は,文字を書くという行為を身体的なスケールに拡大することで,パフォーマティヴに提示される.作品《音響書道》で,2006年AACサウンドパフォーマンス道場入選.

協力:多摩美術大学 情報デザイン学科 情報芸術コース

関連イヴェント
アーティスト・トーク 山口崇洋
日時:2009年9月26日(土)午後2時より[終了しました.]|→ 詳細|