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90年代以降、バウハウス・デッサウやロッテルダムのメディア組織V2などに関わり、実験的なメディア・アートおよび国際的ネットワークを牽引してきたステファン・コヴァツ。2007年春にベルリンの国際的なメディア・フェスティバル、トランスメディアーレのディレクターに就任する彼が、デジタル・ネットワークを得て変容しつつあるアートや社会の可能性を、「不安定さ」や「ステルス」という概念を導入しつつ検討する。その実践的事例として、ロッテルダムを拠点とする国際的なアーティストと都市論者によるコレクティヴ《STEALTH.[u]ltd》他が紹介される。



日時:2007年1月13日(土)午後6時30分—午後8時
[終了しました.]
会場:ICC館内特設会場
定員:250名(当日先着順)・日英逐次通訳付
入場:無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
助成:オランダ大使館

インターネット中継
トークの模様はインターネット中継されます.

INFRActures: Translations between the Sonic, Spatial and Temporal, Dec 2005 @ V2_
project co-created by Nat Muller and Stephen Kovats featuring
STEALTH.[u]ltd, Edwin van der Heide, Cevdet Erek, mxHz.org and Kyong Park
写真:Jan Sprij


● ステファン・コヴァツ
建築家およびメディア研究者。1965年生まれ、カナダおよびハンガリー国籍を持つコヴァツは、現在オランダ、ロッテルダムにあるV2 (www.v2.nl)のチーフ・キュレーターを務め、2007春には、ベルリンのトランスメディアーレのディレクターに就任予定。90年代にはデッサウのバウハウス財団を拠点に、当時政治・社会的に大きな転換を遂げた中東欧における電子アートをいち早く紹介するメディアフェスティバル「オストラネニー」(93, 95, 97年)をはじめ、数多くの国際的なプロジェクトやシンポジウムを開催。並行してメディア関係者のネットワーキング・プログラムの創設や、テレコミュニケーション・プロジェクトを通して地球上の電磁波状況やコミュニケーションにおけるモビリティの研究などに携わる。

ステファン・コヴァツ




ステファン・コヴァツ