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NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]では,2001年6月16日(土)・17(日),フランス,グルノーブルを拠点に活動するフィルムと音響によるパフォーマンス・グループ「メタムキン」のコンサートを行ないます.
「メタムキン」は映画作家クリストフ・オージェとザヴィエ・ケレル,音楽家ジェローム・ノタンジェの3人によって1987年に結成された,映像と音響とを組み合わせたパフォーマンスを行なうグループです.アナログ・シンセサイザーや磁気テープによる電子音楽のライヴ演奏と16ミリ映写機などを多数使用した極度に抽象化されたフィルムの上映による即興パフォーマンスを繰り広げ,いままでにヨーロッパを中心に,カナダやアメリカなどでも数多くの映画,音楽フェスティヴァルに参加しています.
また,ノタンジェは「耳のための映画」というテーマを掲げて同名のレーベルも運営し,アカデミックな世界に閉じ込められがちなミュージック・コンクレート(具体音楽=既成の楽器を用いず,録音された現実音などを電気的に加工して作曲される音楽)の世界をより広い範囲の聴衆へと提示する活動も行ない,いままでにワルター・ルットマン,リュック・フェラーリからさらにはジム・オルークまで,幅広い世代のアーティストのCDを多数リリースしています.
まるで映写機を演奏するかのような「メタムキン」のパフォーマンスはギャラリー空間を光と音とで満たし,視覚と聴覚を刺激するでしょう.
16日にはゲストとして大友良英,Sachiko M,石川高,杉本拓によるユニット「カソード」が出演.17日には「メタムキン」のメンバーによるレクチャーを行ないます.
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