ICC





はじめに
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出品作家によるシンポジウム
 
2001年6月22日(金)〜 7月29日(日)ギャラリーA, B, ラウンジ





はじめに


 ランドスケープという言葉は、風景や風景画を指してきました。それは現在、庭や建築、そして都市を含む外部的環境を示す一方で、心象風景や「魂のランドスケープ」(細川俊夫)など、人間の内面の風景や光景を含意しています。
 そもそも風景は、人間と自然との出会いの場に生まれてきたものです。しかし、現代社会に浸潤するテクノロジー環境は、人間、自然、そして風景にも大きな変化を及ぼしつつあります。本展は、テクノロジー・メディアへのパーソナルな取り組みを行うアーティストたちの試みを通じて、ランドスケープの意味の変容の諸断面を紹介するものです。
 本展は,これまで高い評価を受けてきた作品に新作および新たなインスタレーションを加えて構成されています.それらは,日常の都市風景から、野生の自然との交感、旅の視線と光、そして、気象や宇宙のヴィジョンまでの拡がりを見せてくれることでしょう。